「コラム」 Column
南海トラフ地震で千葉県の津波はどこまでくるのか|特に危険度が高いエリア、ハザードマップ活用法
千葉県は南海トラフ地震で津波による浸水が想定されているため、これから住む場所を決める方にとって「津波がどこまで来るか」は重要な情報ですよね。
南海トラフ地震による津波の浸水想定域は、各市町村・千葉県・国が公開しているハザードマップでご確認いただけます。
今回は、千葉県で多くご家族の家づくりをサポートしてきたハウスメーカー『木ここち家ラボ』が、ハザードマップを活用して津波の危険性が高いエリアを確認する方法を、わかりやすく解説します。
千葉県で、「南海トラフ地震などに備えてご家族の命を守れる家づくりをしたい」とご希望の方は、木ここち家ラボへお問い合わせください。
土地探しの段階から、ご家族の安全な家づくりをサポートいたします。
Contents
南海トラフ地震で千葉県の津波はどこまでくるのか|特に危険度が高いエリア

南海トラフ地震の被害想定には、千葉県の広範囲にわたる津波浸水が含まれています。
はじめに以下を確認して、これから住む場所を決める際の参考にしていただけると幸いです。
- 南海トラフ地震で千葉県の津波はどこまでくるのか
- 過去の大地震で津波はどこまで到達したのか
- 南海トラフ地震で特に危険度が高いエリア|津波高3m以上が予測されている市町村
南海トラフ地震で千葉県の津波はどこまでくるのか
南海トラフ地震で、千葉県は最大11mの津波が想定されています。
〈参考〉千葉県ホームページ『南海トラフ地震臨時情報』南海トラフ地震とは
津波の浸水想定域は、エリアによってさまざまですが、最も広域に浸水するエリアでは海岸から約2.4km地点(徒歩移動で25〜30分ほどの距離)まで津波が到達すると想定されています。
〈参考〉千葉県ホームページ『平成26・27年度千葉県地震被害想定調査報告書』8.津波浸水域の予測>概要
過去の大地震で津波はどこまで到達したのか
過去に発生した地震の記録も、これから住む場所を決める際の貴重な判断材料となります。
千葉県には、「津波災害の伝承碑※」が数多くあり、南海トラフ地震の津波浸水想定域よりもはるか遠くまで津波が到達していた可能性があります。
※「津波災害の伝承碑」は、過去の津波到達地点・津波犠牲者を供養する場所などに建立されます。
〈引用〉ハザードマップポータルサイト>「重ねるハザードマップ」で千葉県を表示>自然災害伝承碑(津波)
【例】千葉県内で海岸から最も遠い津波災害の伝承碑
茂原市「元禄津波供養塔」:九十九里浜から10〜11kmの地点
南海トラフ地震で特に危険度が高いエリア|津波高3m以上が予測されている市町村
千葉県は、南海トラフ地震で以下市町村に「津波高3m以上」の想定を公表しています。
千葉県:津波高3m以上の想定エリア 銚子市、館山市、旭市、勝浦市、鴨川市、富津市、南房総市、匝瑳市、山武市、いすみ市、大網白里市、九十九里町、横芝光町、一宮町、長生村、白子町、御宿町、鋸南町
〈引用〉千葉県ホームページ『南海トラフ地震臨時情報』本県の南海トラフ地震防災対策推進地域(18市町村)
特に房総半島先端や東京湾沿岸の館山市から銚子市・富津市にかけては、高さ5〜10mの津波が想定されています。
また、千葉県には以下のような地震発生予測もあり、南海トラフ地震より「震源が近い」「津波の到達時間が早い」などが想定されているため、住む場所を選ぶほか、日頃からの防災対策が重要です。
- 相模トラフ沿いの地震
- 日本海溝・千島海溝沿いの地震
千葉県で、「南海トラフ地震などに備えてご家族の命を守れる家づくりをしたい」とご希望の方は、木ここち家ラボへお問い合わせください。
土地探しの段階から、ご家族の安全な家づくりをサポートいたします。
南海トラフ地震の影響をハザードマップで確認する方法

南海トラフ地震の被災リスクはハザードマップで確認できますが、ハザードマップは複数あり情報量も多いため、「読み解くのが難しい」とお困りではないでしょうか。
次に、ハザードマップの確認方法もご紹介します。
ハザードマップの種類|最新情報は各市町村のハザードマップで確認
大きく分けて3種類のハザードマップがあり、各ハザードマップの情報はリンクしていると限らないため、以下のような使い分けが必要です。
| ハザードマップの種類 | 内容 |
|---|---|
| 国のハザードマップ | 国・各都道府県のデータをまとめたもで、千葉県・各市町村のハザードマップにはない情報を確認するのがおすすめ ・土地の特徴・成り立ち ・自然災害伝承碑 ・過去の代表的な災害事例 など また、津波・土砂災害など、複数の災害リスクを1つの地図上に重ねて確認できる点が便利 |
| 千葉県のハザードマップ | 千葉県のデータをまとめたもので、広域情報を確認するのがおすすめ |
| 各市町村のハザードマップ | 市町村のデータをまとめたもので、住所を特定して情報を確認するのがおすすめ |
もっとも最新で詳細な情報を確認できるのは、一般的に各市町村のハザードマップです。
各市町村の公式ホームページで公開されているほか、市町村によっては役所でハザードマップの冊子などを配布している場合もあります。
ハザードマップで特に確認しておくべきポイント
南海トラフ地震に備えてハザードマップを確認する際は、以下の5つのポイントを重点的にご確認ください。
- 津波到達時間:避難の所要時間を確認
- 浸水想定区域の範囲・津波の高さ:どこまで逃げるべきかを確認
- 指定避難場所・避難経路:ご家族が集合する最終避難場所を決めたうえで、避難経路を確認
- 津波伝承碑の位置:最も広域に浸水した場合を想定
南海トラフ地震で震度5以上の地域は液状化予測も確認

千葉県には、東日本大震災で液状化の被害を受けた地域も多数あります。
液状化は建物の傾斜・倒壊など大きな二次被害も引き起こすため、津波リスクとあわせて液状化リスクを確認し、住む場所をご検討ください。
特に液状化の危険性が高いのは「埋立地」「砂州(波に寄って運ばれた砂が堆積した土地)」などで、千葉県内には、東日本大震災でも広範囲にわたって被害を受けた地域があります。
- 東京湾沿岸部:浦安市、習志野市、千葉市美浜区などの広範囲な埋立地
- 利根川流域:香取市、我孫子市など
- 太平洋沿岸部:旭市や山武市など、九十九里浜を含むエリア
こちらの記事で、千葉県で地盤が強いエリア、液状化の災害リスクが想定されているエリアなどをご確認いただけます。
〈関連ページ〉千葉県の地盤が強いところは「液状化しやすさ・揺れやすさマップ」で確認|住んではいけない土地とは
南海トラフ地震の千葉への影響Q&A

最後に、災害リスクを念頭に置いて千葉県内の土地探しをしている方から、木ここち家ラボがよくいただく質問・回答をご紹介します。
Q.家を建てる場所の選び方を知りたい
A.家を建てる場所を選ぶ際には、災害リスク以外にも注意するべきポイントがあります。
- 生活利便性(買い物、医療、公共交通など)
- 隣地の整備状況
- 周辺道路の交通状況
- 学校や職場までのアクセス
- 土地に付随する建築制限
- 採光・通風を確保しやすいか など
こちらの記事で、千葉県でマイホームを建てるおすすめエリアなどをご確認いただけます。
〈関連ページ〉千葉県の戸建てのマイホームおすすめエリアをライフスタイル別に紹介|都心への通勤優先、子育て優先など
ご家族の安全に快適&利便性の高い土地選びをするために、早い段階でハウスメーカーを決定し、土地探しの段階からサポートを受けることをおすすめします。
千葉の木ここちラボは土地探しの段階からサポートをご依頼いただけるハウスメーカーです。
お気軽にお問い合わせください。
Q.南海トラフ地震でライフラインが復旧するまでの期間を知りたい
A.南海トラフ地震でライフラインが復旧するまでの期間の目安は、以下のとおりです。
- 電気:1日〜数週間
- 水道:1週間〜1ヶ月
- ガス:1週間〜1ヶ月
- 通信:1ヶ月程度
- 食糧不足:3日間
政府の支援開始まで最短3日ほどを想定して、防災対策をしましょう。
水や食料を備蓄しておくほか、「太陽光発電+蓄電池」の設置で電気を自給自足する体制などを整えることが可能です。
まとめ
南海トラフ地震による千葉県の津波浸水想定、ハザードマップの確認方法などをご紹介してきました。
マイホーム購入時は、災害リスクを最小限にする土地選び・家づくりをするチャンスです。
今回ご紹介した情報を、ご家族の命を守る暮らしにご活用頂けると幸いです。
