「コラム」 Column
「リビング階段をやめてよかった・リビング階段にすればよかった」口コミと後悔しない間取りの決め方
「リビング階段」は省スペース&ご家族の顔が見える間取りに役立つ空間の使い方ですが、SNSなどで「リビング階段をやめてよかった」「リビング階段にすればよかった」両方の口コミを見かけるため、どちらが本当なのか疑問をお持ちではないでしょうか。
リビング階段は、ご家族のライフスタイルによって向き・不向きが大きく分かれます。
そこで今回はコンパクトな土地をフル活用する間取りの家づくを得意としている千葉の『木ここち家ラボ』が、ご家族にとってリビング階段が最適な選択になるかどうかを判断するための情報をご紹介します。
間取りはその家の「暮らしやすさ」に大きく影響するため、後悔しない選択をするためにぜひ最後までご覧ください。
Contents
リビング階段をやめてよかった派・リビング階段にすればよかった派の口コミ

リビング階段に対する評価は、ご家族構成・ライフステージ・住宅性能などによって大きく分かれます。
はじめに「リビング階段をやめてよかった」「リビング階段にすればよかった」両方の口コミ、口コミの背景にある間取りや暮らし方の違いなどをご紹介します。
リビング階段をやめてよかった
リビング階段のある間取りは以下のような問題を抱えるケースが多く、「実際にマイホームで暮らしはじめてみて、やはりリビング階段をやめておいてよかった」という声が多数あります。
| リビング階段の問題 | 口コミ例 |
|---|---|
| 空調効率の問題 | 「冬に暖房が全然効かなくて、電気代が高い」 |
| においの問題 | 「キッチンで魚を焼くと、においが2階の寝室まで上がってくる」 |
| 音の問題 | 「子どもの受験期間に、テレビの音や夜の話し声が2階まで聞こえるのが悩みになった」 |
| プライバシーの問題 | 「子どもが成長して『リビングに知らない人がいると部屋から出られない』と不便そうにしている」 |
リビング階段の問題は、すべて1階・2階の空間がつながっていることから発生しています。
特に空調効率の問題は電気代に直結するため日常的な悩みとなるケースが多く、近年の電気代高騰の情勢を受けて、「やっぱりリビング階段をやめておいてよかった」とお考えの方がたくさんいらっしゃいます。
空調効率の問題は、以下の住宅性能を整えることで解消できますが、住宅性能に対する知識が無い場合には、リビング階段の存在自体を電気代高騰の元凶のように感じるのも、無理はありません。
【空調効率の問題を解消する性能(暖房で暖めた室温を維持しやすい家になる)】
- 断熱性:家全体を断熱材で包んで魔法瓶のような状態をつくり、室内の空気を屋外に逃さない性能
- 気密性:家のすき間をできる限り排除して、室内・屋外の空気を勝手に出入りさせない性能
- 換気性:吸気した外気を、家全体を巡らせてから排気させる性能
リビング階段にすればよかった
「リビング階段をやめてよかった」という口コミがある一方で、「リビング階段にすればよかった」という口コミもあります。
- 「帰宅→2階の個室直行」という動きが定着化してしまい、家族が何をしているかわからない
- 廊下が物置状態なので、こんなことになるならリビング階段の間取りにして廊下をなくし、収納を増やせばよかった
- 外からの視線を遮るためにリビングのカーテンを締め切っていて閉塞感があるので、リビング階段にして高窓を設置するなど、開放的な空間づくりをすればよかった
近年は土地面積・住宅面積ともに狭小化の傾向で、特に都市部では限られた面積で家づくりをするケースが多数あります。
居住面積を確保するために何を削り・何を優先するかはご家族の価値観によって異なりますが、リビング階段は「省スペース」「開放感の演出」に大きく役立つ選択です。
特に「家で過ごす時間が長いご家庭」「子育て真っ最中のご家庭」は、リビング階段という選択の満足度が高い傾向があります。
限られた土地面積の中で駐車場2〜3台を確保したい場合の間取り・駐車場のレイアウトなどを、こちらの記事でご確認いただけます。
〈関連ページ〉土地50坪に駐車場2〜3台・延床面積30坪の間取りは可能|平屋・2階建て実例、後悔しない家づくりを解説
リビング階段の間取り事例
次に、リビング階段の間取り事例をご紹介します。
階段の配置・壁の有無など多数のバリエーションがあるため、参考にしていただけると幸いです。
「リビング階段×吹き抜け」の間取り(横長)
こちらは、リビング背面に階段を配置し、リビング上部に吹き抜けを設けた間取りです。
子ども部屋を2階の奥に配置することで、来客時でもお子さまがプライバシーを守りながら過ごせる間取りとなりました。


リビング階段で吹き抜けなしの間取り
こちらは、吹き抜けを設けていないリビング階段の間取りです。
吹き抜けを設けないことで2階間取りの自由度が高くなり、「個室数の確保」「屋内外の物干しスペース確保」が実現しました。

2階リビングに階段がある間取り
こちらは、「2階リビング×階段」の間取り事例です。
1階個室の出入り口を廊下の奥に配置してドアの向きを工夫したことで、訪問者が2階に向かう動線の中で個室内部を見通されることがありません。
2階は廊下を設けず、家事動線の良いオープンな間取りとしました。

千葉でご家族のライフスタイルにマッチする間取り提案をご希望の方は、木ここち家ラボへお問い合わせください。
リビング階段のデザイン事例
リビング階段のデザイン事例もご紹介します。
キッチンから見通しの良いリビング階段
こちらは、LDKの両端にキッチン・リビング階段を配置した間取りです。
凸凹のない長方形のLDK中央を自由に使用できるため、家具を自由にレイアウトできます。

玄関土間直結のリビング階段
こちらは、縦長の住宅形状にリビング階段を取り入れた間取りです。
玄関土間とリビングをガラスの建具で緩やかに区切り、開放感を演出しています。
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リビング階段に省スペースの「回り階段」を採用
こちらは、回り階段を採用してリビング階段とした事例です。
回り階段は直階段(折れ曲がっていない階段)と比較して床下面積がコンパクトですので、面積や形状に制限があるリビングにも取り入れやすいという利点があります。
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2階フリースペースとつながるリビング階段
こちらは、吹き抜けにフリースペースを設けてリビング階段を配置した事例です。
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フリースペースを設けて将来子ども部屋にすることを想定している場合の新築時の準備を、こちらの記事でご確認いただけます。
〈関連ページ〉将来間仕切りで新築費用約20万円〜ダウン|子ども部屋を平等に分ける間取り実例&必須の準備リスト
2階リビングの階段
こちらは、階段から2階リビングに直結する事例です。
勾配天井・スキップフロアなど、変化と開放感のある空間づくりをしました。

千葉の木ここち家ラボには、ほかにもたくさんの事例がございますので、ぜひご覧ください。
木ここち家ラボにはモデルハウスがございますので、お気軽にご来場ください。
リビング階段のデメリット解消法

リビング階段にはメリット・デメリット両面があるため、リビング階段を選択する場合には、予算内で「デメリットを解消する設計が可能か」の検討が必要です。
リビング階段のデメリット解消法は、以下の2つに集約されます。
- 住宅性能でデメリットを解消
- 物理的な対策でデメリットを解消
「住宅性能」に関しては、前述した「断熱性」「気密性」「換気性」の整備が必須です。
ハウスメーカーを選ぶ段階で標準仕様の「断熱性(UA値)」「気密性(C値)」「換気性(換気設備の種類)を確認して、冬に室内の暖かい空気を逃さない家づくりが可能かをご質問ください。
- 断熱性(UA値):「最低0.6W/m²・k」以下の確保が目安
- 気密性(C値):「最低1.0㎠/㎡」以下の確保が目安
- 換気性:第1種換気システム(熱交換型※)or第3種換気システム
※「熱交換型」とは、室内の空気を排気する際に熱を回収し、給気してゴミを取り除いた後の空気に熱を伝える機能を持つ換気システムのことです。
ただし第一種換気システムは高額でメンテナンス費用も必要ですので、「気密性を高めたうえで(C値0.5以下など)、あえて第3種換気システムを採用する」という方針のハウスメーカーもあります。
「物理的な対策」については、実際に暮らし始めてみて「空調効率・におい・音・プライバシー」が気になる場合に対処できるよう、新築時に以下の工夫をしておくことが可能です。
- 扉を後付けできるように、階段の登り口に0〜85cm程度の開口部を設けておく
- スケルトン階段にせず、蹴込板・側桁があるタイプの階段を選択する
- 階段の手すり部分についても、全面スケルトンにせず腰壁を設けておく
- 階段から「LDK方向」「水回り方向」の2方向へのアクセスが可能な間取りにする
また、「2階の寝室下に音が出る部位(キッチン・テレビなど)を配置しない」といった工夫も忘れずに間取りを作成しましょう。
まとめ
リビング階段に対する口コミ、リビング階段の間取り・デザイン事例などをご紹介してきました。
リビング階段に対する評価は、ご家族のライフスタイルや住宅性能に左右されます。
「デメリットを解消する」という視点での快適性確保が必須ですので、今回ご紹介した情報を、おしゃれで快適な家づくりの参考にしていただけると幸いです。
千葉の木ここち家ラボは、注文住宅・規格住宅・分譲住宅ともに標準仕様で以下の住宅性能をご提供しております。
- 断熱性(UA値):最低0.46W/m²・k(HEAT20 G2グレード、断熱等級6)
- 気密性(C値):C値0.5㎠/㎡以下
- 換気性:第1種換気システム(熱交換型)
高いデザイン性・快適性を両立する家づくりのプランを提案いたしますので、「ご予算」「注文住宅を選択するかどうか」などが決まっていない段階から、お気軽にお問い合わせください。


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