「コラム」 Column
駅徒歩20分の家は資産価値が下がるのか|売却への影響と後悔しない戸建ての選び方
駅徒歩20分の住宅を検討しているものの、「将来、資産価値が下がらないか」「売却するときに買い手が見つかるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
駅からの距離は住宅の資産価値に影響する要素ですが、徒歩20分という理由だけで価値が低いとは限りません。
そこで今回は、千葉で多くの家づくりをサポートしてきたハウスメーカー『木ここち家ラボ』が、駅徒歩20分の家が資産価値に与える影響や、将来の売却を見据えた戸建ての選び方を解説します。
購入後に後悔しないためのチェックポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
千葉県で、立地や予算のバランスを考えた注文住宅を検討している方は、木ここち家ラボにお問い合わせください。
ご家族の暮らし方や希望条件を踏まえ、土地探しから理想の住まいづくりまでサポートいたします。
駅徒歩20分の家は資産価値が下がるのか

駅徒歩20分の家は、駅近の住宅と比べて売却時に不利になる場合があります。
通勤・通学で電車を利用する方にとって、駅までの距離は物件選びの重要な条件だからです。
ただし、駅から徒歩20分という理由だけで、資産価値が低い、あるいは将来売れなくなるとは限りません。
住宅の資産価値には、具体的には後述する次のような要素が大きく影響します。
- 最寄り駅の利便性や都心へのアクセス
- スーパーや学校など周辺施設の充実度
- 土地の広さ・形状・道路との接し方
- 建物の築年数や住宅性能、維持管理の状態
- 周辺エリアの住宅需要や取引価格
特に戸建て住宅では、土地と建物それぞれの価値を考えることが大切です。
将来の売却を見据えるなら、駅までの距離を補える立地条件や住宅の特徴があるかを確認しておきましょう。
駅徒歩20分の家が売れにくいといわれる理由

駅徒歩20分の家が売れにくいといわれる主な理由は、駅近物件と比べて購入希望者が限られるためです。
具体的には、次の2つが挙げられます。
- 購入の候補から外されやすい:駅までの距離を重視する方は、徒歩20分を負担に感じ、ほかの駅近物件を優先する可能性がある
- 物件検索の条件から外れやすい: 不動産情報サイトで「駅徒歩10分以内」「15分以内」などの条件を指定すると、検索結果に表示されず、購入希望者の目に触れる機会が減る
このように、駅徒歩20分の家は購入希望者の母数が少なくなり、買い手が見つかるまでに時間がかかったり、売却のために価格を見直す必要が生じたりする場合があります。
ただし、駅から遠い家が必ずしも売れにくいわけではありません。
立地や建物に魅力があれば、購入を検討する方もいるため、駅までの距離以外の条件も重要になります。
駅徒歩20分でも資産価値が評価される戸建ての条件

駅徒歩20分という条件が同じでも、住宅の立地や建物によって資産価値の評価は異なります。
ここでは、将来の売却も視野に入れて、戸建て住宅を選ぶ際に注目したい4つの条件を紹介します。
駅や周辺エリアの利便性が高い
駅徒歩20分の住宅でも、最寄り駅の利便性が高ければ、立地の評価につながる場合があります。
特に、次のような条件がそろっている駅は、通勤・通学や日常生活に便利です。
- 都心へのアクセスが良好: 通勤・通学先への移動時間を短縮できる
- 複数の路線が利用できる: 目的地に合わせて利用路線を選べる
- 急行・快速が停車する: 主要駅への移動時間を短縮できる
- 駅周辺の施設が充実している: 買い物や用事を通勤・通学の途中に済ませられる
木ここち家ラボの施工エリアである千葉県内でも、都心へのアクセスや路線の特徴は駅によって異なります。
駅までの徒歩分数が同じでも、最寄り駅の利便性によって住宅の評価は変わるため、駅そのものの使いやすさにも注目しましょう。
生活利便施設が充実している
スーパーや医療施設、学校などが徒歩圏内にそろっている住宅は、日常生活の利便性が高く、購入希望者から評価される要素になります。
特に、次のような施設が近くにあると便利です。
- スーパー・ドラッグストア: 日常の買い物を近隣で済ませられる
- 病院・クリニック: 体調が悪いときや定期的な通院にも便利
- 学校・保育施設: お子さまの通学や送迎の負担を抑えられる
- 公園・公共施設: お子さまの遊び場や地域活動の場として活用できる
子育て世帯からご高齢の方まで、さまざまな世代の生活に対応できる立地は、住宅の需要を支える要素の一つです。
千葉県内では、八千代緑が丘駅周辺のように大型商業施設があるエリアや、ユーカリが丘駅周辺のように地域内でバスを利用できるエリアもあります。
土地の形状や周辺環境が良好である
戸建て住宅では、土地の形状や周辺環境も資産価値に関係します。
特に、次のような条件は購入希望者から評価される要素です。
- 正方形や長方形に近い整形地: 建物や駐車スペースを配置しやすく、敷地を有効活用できる
- 道路との接し方が良好な土地: 道路に十分な幅があり、車の出し入れや敷地への出入りがしやすい
- 日当たりや周辺環境に恵まれた土地: 日差しを遮る建物が少なく、快適な住環境を確保しやすい
- 災害リスクが比較的低い土地: ハザードマップなどで確認できる災害リスクが少ない
駅から距離があっても、こうした条件に恵まれた土地は、購入希望者にとって魅力的な選択肢になります。
千葉県内で土地を探す際は、地盤の状態や災害リスクも確認しておきましょう。
〈関連ページ〉千葉県の地盤が強いところは「液状化しやすさ・揺れやすさマップ」で確認|住んではいけない土地とは
建物の性能や維持管理にも配慮されている
戸建ての資産価値を考える際は、土地の条件に加えて建物の性能や維持管理の状態も重要です。
特に、次のような条件は建物の評価につながります。
- 高い断熱性能: 室内の温度を保ちやすく、冷暖房に必要なエネルギーを抑えられる
- 高い耐震性能: 地震に対する建物の安全性を高められる
- 適切な維持管理: 定期的な点検や必要な修繕によって建物の状態を良好に保ち、履歴を残すことで管理状況を伝えられる
将来の売却を見据えることはもちろん、ご家族が長く安心して暮らすためにも、断熱性や耐震性に優れた建物を選び、適切に維持管理することが大切です。
千葉県で土地探しから注文住宅を検討している方は、木ここち家ラボにお問い合わせください。
ご希望のエリアや暮らし方を踏まえ、土地と建物のバランスを考えた住まいづくりをご提案いたします。
駅徒歩20分の戸建てで後悔しないために知っておきたいメリット・デメリット

ここでは駅徒歩20分の住宅を選ぶメリットとデメリットについて解説します。
資産価値だけでなく、実際の暮らしやすさや費用面にどのような影響があるのかを確認していきましょう。
メリット|購入費用や住環境の選択肢が広がる
駅徒歩20分の住宅には、次のようなメリットがあります。
- 購入費用を抑えられる場合がある: 土地の価格を抑えられれば、その分を建物の広さや設備、内装などに充てられる
- 広い敷地を選びやすい: 庭や複数台分の駐車スペースなど、希望する広さを確保できる可能性がある
- 落ち着いた住環境を選べる: 駅周辺のにぎわいから離れ、静かな住宅街で暮らせる場合がある
駅からの距離を許容できるのであれば、住まいの広さや快適性を重視した選択が可能です。
土地の広さを活かした間取りや駐車スペースの確保については、以下の記事で詳しく紹介しています。
〈関連ページ〉土地50坪に駐車場2〜3台・延床面積30坪の間取りは可能|平屋・2階建て実例、後悔しない家づくりを解説
デメリット|通勤・通学や日々の移動が負担になりやすい
駅徒歩20分の住宅を選ぶデメリットは、主に以下のとおりです。
- 通勤・通学に時間がかかる: 毎日駅まで往復すると、徒歩だけで約40分の移動時間が必要になる
- 天候の影響を受けやすい: 雨の日や夏の暑い日は歩く負担が増え、荷物が多いときも移動が大変になる
- 将来の生活に影響することがある: お子さまの電車通学や、ご夫婦が高齢になった際の移動が負担になる可能性がある
駅までの距離は住み始めてから簡単に変えられない条件であるため、この移動の負担を軽く見ていると、住み始めてから後悔する原因になります。
現在の生活スタイルに合っているかに加え、将来も無理なく暮らせるかを考えて選ぶことが重要です。
駅徒歩20分の家を購入する前に確認したい4つのポイント

ここでは、資産価値と暮らしやすさの両面を踏まえて、購入を決める前に確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
駅までの道のりを実際に歩いてみる
駅徒歩20分という表示だけで判断せず、実際に駅まで歩いてみましょう。
不動産広告の駅徒歩20分は、道路距離で約1.6kmに相当します。
不動産広告には道路距離80mを徒歩1分として計算する表示ルールがあり、信号待ちや坂道の影響は考慮されていません。
そのため、実際には徒歩20分以上かかる場合も多くあります。
現地では、次の点を確認するのがおすすめです。
- 坂道や階段の有無
- 信号・踏切の数や待ち時間
- 歩道の広さや交通量
- 夜間の明るさや人通り
できれば通勤・通学の時間帯にも歩き、毎日利用する道として無理がないかを確かめておきましょう。
自転車やバスなどの移動手段を確認する
駅まで徒歩20分かかる場合でも、自転車やバスを利用できれば移動の負担を軽減できます。
自転車通勤を考えているなら、駅前の駐輪場や自転車で通行できる道路を確認しましょう。
バスを利用する場合は、停留所までの距離や運行本数、最終便の時刻などが重要です。
特に、朝夕の通勤時間帯と日中では本数が異なることもあります。
また、自転車やバスの利用には、駐輪場代や運賃などの費用もかかります。
雨天時など普段と異なる状況も想定し、複数の移動手段を確保できるか確認しておくと安心です。
将来の暮らし方まで考えて立地を選ぶ
現在の生活スタイルに加え、10年後、20年後の暮らしを見据えて立地を検討することが重要です。
例えば、今は通勤で駅を利用していても、退職後は駅へのアクセスの重要度が下がるかもしれません。
一方、お子さまが成長して電車通学を始めれば、駅までの移動が日課になります。
また、ご夫婦が年齢を重ね、車の運転を控えるようになった場合の生活も想定して立地を選ぶ必要があります。
ご家族のライフステージによって必要な移動手段が変わることを踏まえ、将来も無理なく生活できる立地を選びましょう。
千葉県内で長く暮らせる街を検討している方は、生活利便性や災害リスクなどを比較したこちらの記事も参考にしてください。
〈関連ページ〉千葉県で老後に住みやすい街5選|生活費の違い、災害リスク、住みにくい街の見極め方も解説
周辺の取引価格と購入予算を比較する
駅徒歩20分の住宅を選ぶ際は、周辺の取引価格と比較し、購入価格が適切かを確認しましょう。
駅近物件より安く購入できたとしても、土地や建物の条件を考慮すると、必ずしも割安とは限りません。
国土交通省が提供する「不動産情報ライブラリ」では、地域ごとの不動産取引価格や地価などを調べられます。
購入候補のエリアで、土地や戸建てがどの程度の価格で取引されているかを知る参考になります。
ただし、取引価格は土地の広さや形状、築年数などによって異なり、単純な比較はできません。
そのため、住宅会社の担当者など専門家を交えて適正価格を見極めることが重要です。
将来の売却価格を過度に期待せず、住宅ローンの返済や維持費も踏まえて、無理のない購入予算を設定しましょう。
千葉県で土地の購入費用と建築費用のバランスについて相談したい方は、木ここち家ラボにお問い合わせください。
ご予算やご希望を踏まえ、無理のない資金計画と注文住宅づくりをご提案いたします。
駅徒歩20分の住宅に関するよくある質問

ここでは駅徒歩20分の住宅を検討されている方から寄せられる、よくある疑問についてお答えします。
駅徒歩何分以内なら資産価値が下がりにくいですか?
駅から近い物件ほど利便性が評価されやすく、需要が安定しているのは事実です。
しかし、「徒歩何分以内なら資産価値が下がらない」という明確な基準はありません。
駅の利用状況や周辺環境、土地・建物の条件によっても評価は変わります。
徒歩分数だけで判断せず、地域の取引価格なども参考にしましょう。
駅徒歩20分と15分では資産価値に大きな差がありますか?
駅徒歩15分と20分の違いが、購入希望者の判断に影響する可能性はあります。
ただし、5分の差によって価格がどの程度変わるかは、エリアや物件の条件によって異なります。
一律の価格差を示すことはできないため、同じ地域の類似物件を比較することが重要です。
駅徒歩20分の家は老後も住み続けられますか?
駅徒歩20分の家でも、買い物や通院に便利な施設が近く、公共交通機関を利用できる環境であれば、老後も暮らしやすい場合があります。
車の運転が難しくなったときの移動手段まで考え、立地を選ぶことが大切です。
まとめ
駅徒歩20分の家が資産価値に与える影響や、将来の売却を見据えた戸建ての選び方について解説してきました。
駅からの距離は資産価値に影響しますが、最寄り駅の利便性や周辺環境、土地・建物の条件なども含めて総合的に判断することが大切です。
本記事が、将来の売却とご家族の暮らしやすさの両方を考え、後悔のない住まい選びを進める一助となれば幸いです。



