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コラム

2026.04.15

建売の諸費用はフルローンでも約12%の現金を準備|諸費用リスト完全版、払えない場合の対処法も紹介

建売は注文住宅と比較して諸費用を抑えやすい点が魅力ですが、それでも「物件価格×約12%」の現金準備が必要です

「頭金なしのフルローン」を利用する場合でも、現金支出が避けられない諸費用もあるため、「諸費用はいつ・いくら支払うのか」「滞りなく支払えるか」と不安を感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は多くのご家族の建売住宅購入をサポートしてきた千葉のハウスメーカー『木ここち家ラボ』が、建売住宅の諸費用に関するお悩みを、すべて解決いたします。

お手元の資金に応じて諸費用を大きく調整する方法もご紹介するので、ぜひ最後までご確認ください。

千葉で「建築資材が高騰する前に建売住宅を購入したい」とご希望の方は、木ここち家ラボへお問い合わせください

資金計画・物件探しの段階から、ご家族をサポートいたします。

建売の諸費用はフルローンでも「物件価格×約12%」の現金を準備|諸費用リスト完全版

建売の諸費用リスト|千葉『木ここち家ラボ』

今回は、「そんな諸費用があるなんて知らなかった」と慌てて資金準備をすることの無いように、細かいもの含めて諸費用をすべてご紹介します。

建売購入時の諸費用はご自身の状況によって変動しますが、「物件価格×約12%」を見込んで現金を準備しておくとスムーズに支払いが可能です。

諸費用
支払いタイミング
目安
建売の売買契約前
申し込み証拠金(住宅ローン本審査が完了するまで物件を確保しておく費用)
建売の購入意思を伝えて購入申込書とともに支払い
〜10万円
※後ほど購入金額に充当
ホームインスペクション費用
購入申込書提出から本審査終了までの期間
・目視のみ:5〜7万円
・床下・天井裏まで:10〜12万円
・赤外線での壁内診断・排水管診断まで:15万円〜
建売の売買契約〜住宅ローン契約
印紙代
・売買契約時
・住宅ローン契約時
・売買契約時:2〜6万円
・住宅ローン契約時:2〜6万円
※電子契約なら0円
手付金
売買契約書締結時
物件価格×2〜3%
※後ほど購入金額に充当
住民票・印鑑証明等発行手数料
住宅ローン申し込み時
数百円~数千円
火災・地震保険料
住宅ローンの本審査通過後から決済までの間
※補償日は「引渡から」とする
・火災保険料:10〜30万円
・地震保険料:5〜10万円
※5年契約を想定
住宅ローン決済・引渡当日
登記費用
住宅ローン決済当日
25〜55万円
住宅ローンの事務手数料・保証料
住宅ローン決済当日or住宅ローンに含める
・事務手数料:3.3万円or借入額×2.2%
・保証料:0円〜数十万円程度
固定資産税・都市計画税清算金
住宅ローン決済当日
5〜15万円
(売主が直接販売していない建売のみ)仲介手数料
住宅ローン決済当日に全額or以下のタイミング
・仲介業者を通して建売購入する場合の売買契約時に1/2
・住宅ローン決済時に1/2
物件価格×3%+6万円+税
住宅ローン代行手数料(一部不動産会社が仲介手数料と同時に請求するケースがある)
住宅ローン決済当日(仲介手数料の最終支払時)
3〜10万円
水道加入分担金
住宅ローン決済当日
0〜30万円
※物件・自治体による
家具・家電購入費
住宅ローン決済から入居までの間
100〜300万円
引渡〜入居〜入居後
オプション工事費
引渡から入居までの間
・生活に必須の工事:〜50万円
網戸設置・証明設置・エアコン設置など
・上記+機能向上など1日がかりの工事:〜150万円
フロアコーティング、クロス変更など
・上記+数日がかりの工事:〜300万円
外構一式、設備変更など
引越し費用
入居当日
10〜30万円
町内会費・入会金
入居後
数千円〜数万円
不動産取得税
入居後半年〜1年後
0〜20万円

上記のほかに団体信用生命保険料も発生しますが、近年は「住宅ローン金利に上乗せ(+0.1〜0.3%」で支払い、資金準備を必要としないかたちが一般的です。

こちらの記事で、建売購入・住宅ローン契約の詳細な流れもご確認いただけます。

のちほど、諸費用のための資金準備が難しい場合に諸費用をコントロールする方法を、「建売の諸費用を払えない場合の対処法」でご紹介します。

建売の諸費用シミュレーション|物件価格3500万円〜6500万円

諸費用計算シミュレーションイメージ画像|千葉『木ここち家ラボ』

上記の表でご紹介した諸費用額の目安を、3500万円〜6500万円の建売物件を想定してシミュレーションしました。(一部、諸費用額を仮定して計算しています)

諸費用3500万円4500万円5500万円6500万円
建売の売買契約前
申し込み証拠金10万円
ホームインスペクション費用5万円〜
建売の売買契約〜住宅ローン契約
印紙代※1
(電子契約なら0円)
・売買契約時:1万円
・住宅ローン締結時:2万円
・売買契約時:1万円
・住宅ローン締結時:2万円
・売買契約時:3万円
・住宅ローン締結時:6万円
・売買契約時:3万円
・住宅ローン締結時:6万円
手付金100万円150万円200万円
住民票・印鑑証明等発行手数料5千円
火災保険料
以下想定
・50%補償を想定
・5年払い
14万円〜16万円〜19万円〜21万円〜
地震保険料
以下想定
・50%補償
・5年払い
・耐震等級3以下
4万円〜5万円〜6万円〜7万円〜
住宅ローン決済・引渡当日
登記費用26万円〜32万円〜38万円〜44万円〜
住宅ローンの事務手数料or保証料
借入額×2.2%で計算
3.3万円
固定資産税・都市計画税清算金5万円〜
(売主が直接販売していない建売のみ)仲介手数料122.1万円155.1万円188.1万円221.1万円
住宅ローン代行手数料(一部不動産会社3万円〜
水道加入分担金30万円
家具・家電購入費100万円〜
引渡〜入居〜入居後
オプション工事費50万円〜
引越し費用10万円〜
町内会費・入会金5千円
不動産取得税20万円
合計506.4万円〜598.4万円〜647.4万円〜739.4万円〜

※1 印紙税:仮に「建売住宅価格=住宅ローン価格」として計算しています。

上記でシミュレーションをした費用は「建売物件価格×約12%〜」で、費用額に大きな幅がありますよね

「家具・家電」「オプション工事」に費用をかけると、諸費用だけで非常に高額な支出となるケースもあります。

マイホーム購入時には「無理のない資金計画」が重要ですので、次に諸費用額を調整する方法もご紹介します

千葉で建売住宅の購入を検討中で資金計画に不安をお持ちの方は、木ここち家ラボへお問い合わせください。

資金計画・物件探しの段階から、ご家族をサポートいたします

建売の諸費用を払えない場合の対処法(諸費用のコントロール方法)

建売の諸費用を払えない場合の対処法イメージ画像|千葉『木ここち家ラボ』

建売の諸費用を支払うための資金準備が難しい場合には、以下のような方法でコントロール可能です。

  • 売主から直接購入で仲介手数料なし
  • 火災保険料を最少額にする
  • 住宅ローンは事務手数料や保証料が低額な金融機関を選ぶ
  • 諸費用を上乗せして住宅ローン契約
  • 入居時のオプション・家具家電購入は最小限に。不足設備の導入などは入居後に検討

売主から直接購入で仲介手数料なし

売主が直接販売している建売物件を購入する場合、ご自身と売主を仲介する業者がいないため、仲介手数料が0円となります

売主が直接販売している建売物件の物件概要には「取引態様:売主」と記載されてるため、ぜひ物件概要にも注目しながら物件探しをしてください。

仲介手数料が0円の場合、建売の諸費用額は100万円以上減となります。

物件価格諸費用減
3500万円約122.1万円
4500万円約155.1万円
5500万円約188.1万円
6500万円約221.1万円

火災保険料を最少額にする

今回は火災保険料を「5年払い」と想定して諸費用額をお伝えしましたが、以下の方法で火災保険料を10万円以上削減できます

  • 月払い・年払いで契約(ただし保険料が長期契約よりも割高になる)
  • 補償を最小限にする

なお、地震保険料は火災保険料に付帯する契約なので、契約期間も火災保険と連動します。

ただし、火災保険料の補償を削りすぎると被災時などに後悔するケースがあるため、ハザードマップなどで災害危険性などをよく確認のうえ、「必要な補償は費用をかけて確保しておく」という検討も大切です。

住宅ローンは事務手数料や保証料が低額な金融機関を選ぶ

住宅ローンの諸費用シミュレーションイメージ画像|千葉『木ここち家ラボ』

金融機関は以下のような費用を設定しているのが一般的で、「事務手数料」「保証料」どちらかの費用を設定しているのが一般的です。

  • 事務手数料:3.3万円or借入額×2.2%
  • 保証料:0円〜数十万円程度

諸費用額を最も抑えられる「事務手数料:3.3万円」「保証料:低額」のパターンは「金利が他行よりも高い」といった借入条件となるのが一般的ですので、複数の金融機関の借入条件を比較して住宅ローンを選びましょう。

ちなみに、事務手数料は住宅ローン契約事務の対価なので、高額な費用を支払っても払いきりです。

一方で、保証料は保証会社に預ける費用ですので、繰上返済などで住宅ローン借入期間が短くなる場合には、未経過分が返金されます。

諸費用を上乗せして住宅ローン契約

諸費用を支払うための資金準備が難しい場合には、借入対象の範囲が広い住宅ローンを選択することで初期費用を圧縮できます。

例として、以下のような費用が借入対象となっている住宅ローンを利用すると、諸費用の支出を数百万円抑えられるケースがあります

  • 手付金(建売購入契約時の現金支払いは必要)
  • 火災保険料・地震保険料
  • 登記費用
  • 事務手数料・保証料
  • 家具・家電購入費用
  • オプション費用 など

ただし、借入対象の範囲が広い住宅ローンの利用は諸費用の「削減」ではなく「支払いの繰り延べ」で、以下のようなデメリットもあることを念頭に置いておく必要があります。

  • 借入総額が膨らむ=毎月の返済額も膨らむ
  • 収入に対する借入総額は変わらないため、諸費用を住宅ローンに含めることで建売物件の購入予算が削られる

入居時のオプション・家具家電購入は最小限に。不足設備の導入などは入居後に検討

入居時のオプション・家具家電購入費用は、お手元の資金額に応じて最も調整しやすい諸費用です。

特に以下のようなオプションは高額で数百万円単位の費用が発生しますので、見積もりの調整などをご検討ください。

  • 太陽光発電・蓄電池の導入
  • コンクリート打設
  • カーポート・ガレージ設置
  • 背の高いフェンス
  • ウッドデッキ・タイルデッキ
  • 植栽(特に背が大きくなる庭木)
  • 水回り設備のグレードアップ など

千葉で建売住宅の購入を検討中で資金計画に不安をお持ちの方は、木ここち家ラボへお問い合わせください。

資金計画・物件探しの段階から、ご家族をサポートいたします

建売の諸費用Q&A

建売の諸費用イメージ画像|千葉『木ここち家ラボ』

最後に、建売の諸費について不安をお持ちの方から、木ここち家ラボがよくいただく質問・回答をご紹介します

Q.ホームインスペクションは本当に必要?

A.ホームインスペクションの実施義務はありませんが、実施がベストです。

購入前に建売住宅の問題を発見した場合には、購入見送り・値引き交渉・入居前の修理といった選択が可能ですが、購入後に問題に気づいても修理でしか対応できません

また、入居後に問題に気づいた場合、工事業者or所有者どちらの責任で修理するべきかの判断も難しくなります。

Q.建売に必須のオプション・費用を知りたい

A.建売物件に以下が不足している場合、オプション依頼が必須です。

  • 網戸
  • カーテンレール
  • 照明器具
  • エアコン
  • 有線LAN配線・追加端子工事
  • 室内・屋外物干し
  • 外構工事(駐車場コンクリート・建物周囲の砕石敷き)

Q.建売の人気オプション・費用を知りたい

A.建売物件を購入する方から人気のオプションは、以下のとおりです。

  • フロアコーティング
  • 目隠しフェンス
  • ウッドデッキ・テラス屋根
  • 面格子(窓の防犯格子)
  • 砂利敷き・防草シート施工
  • スマートロック(玄関キー電子化)
  • エコカラット施工

中にはご自身でDIY可能な工事、外部業者に依頼するほうが費用を抑えられる工事もあります。

こちらのページで、高い住宅性能・デザイン性を持つ建売住宅をご紹介しています。

千葉で建売住宅をご検討中の方は、ぜひご覧ください。

まとめ

建売を購入する際には、諸費用の支出に備えて「物件価格×約12%」の現金を準備しておくと安心です。

ご自身で支払い額をコントロールできる諸費用も多数あるため、資金準備のうえで諸費用総額を調整しましょう。

今回ご紹介した情報を参考に、無理のない資金計画での建売購入を検討していただけると幸いです。