「器」
家族と暮らしを守る器として快適・健康・安心の家づくり
1970年代に中東戦争の影響で、石油の輸入が止まるという事態を受け、1979年に「エネルギー使用の合理化に関する法律」(通称:省エネ法)が施行され、住宅の省エネ基準も1980年に制定。その後、大きく2回の改正を経て、2013年、13年ぶりに省エネ基準の評価方法が見直されました。
従来の「次世代省エネ基準」では、主に建物の断熱性能を評価していました。2013年の見直しでは、構造や躯体だけでなく設備機器を含めた、住まい全体の省エネ性能を評価する基準に改正。政府は2020年に省エネ基準義務化を目指しており、それを踏まえた内容になっています。
太陽光発電んなどにより、自宅で発電し電力会社に売った額(売電額)と、暮らしで使用した電気代(買電額)の金額差がゼロまたは、プラスとなった住宅を「光熱費ゼロ住宅」と呼びます。電力会社が買い取ってくれる電気単価や電気代の変動した場合は、その影響をうけることがあります。
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、「断熱+省エネ+創エネ」を組み合わせることにより、年間の「一次エネルギー消費」の収支がネット(正味)でゼロになる住まいのことです。政府は2030年を目標に、低炭素化社会に向けて、新築住宅の平均でZEH化を目指しています。
断熱
省エネ
創エネ
?高断熱パネル、
高断熱サッシ
?高効率エアコン
?熱交換型換気システム
?高効率給湯器
?LED 照明など
?太陽光発電システム
?エネファーム など
エネルギー収支
0
「一次エネルギー」とは、発電のために必要な石油や石炭、天然ガス、水力、太陽光など自然界から得られるエネルギー源のこと。一次エネルギーを加工してつくられる電気やガソリン、都市ガスなどは「二次エネルギー」と呼びます。
(一次エネルギー消費量が±0)
創るエネルギー量が、使うエネルギー量よりも大きいか、概ね同じ量になることを目指した住宅。
(一次エネルギー消費量が-10%)
建物の一次エネルギー消費量が2013年改正省エネ基準に比べて-10%以上となる住宅。
(一次エネルギー消費量が2013年改正省エネ基準)
外皮(外壁や窓など)の断熱性能に加えて、一次エネルギー消費量が2013年改正省エネ基準以下になる住宅。
Ua(外皮平均熱貫流率)とは建物の断熱性能を表す値です。一定の時間あたりどれだけエネルギーが失われるかを示した数値となり、Ua値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。
延べ床面積に対する「すき間面積」の割合を示す数値的に表したもので、床面積1m2当たりどれ位(何?)の隙間が有るかを表しています。値が小さいほど気密性能が優れています。
2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会の略称です。2020年に義務化された平成25年基準(改正省エネ基準)よりも、さらに高い基準を民間で設けました。気温の変化によって生じる住宅の快適さが損なわれないような家づくりをするための基準ともいえます。